三宝荒神への供物

 2008年11月の質疑応答


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Q:

「荒神さんの祀り方教えてください」



A:

「荒神様は大変に不浄を忌む神様なので古くは一日中火を絶やさなかったので、一番清潔な所と思われていたカマド近くに祭られた。現在もキッチンに荒神様専用の神棚を設けて御祭するのが一般的。


ただし、家庭全般の火難を避けるための荒神様の御祭ならばこれでよいのだが、個人的に御守護神様として荒神様を御祭する場合には、やはり、他の神仏と合祀せずに清浄な場所を選んで専用の神棚を設けて御祭すること。


お供えは、荒神松・燈明(仏式の荒神様なら御香)、お塩・お水・お茶・お神酒・お干菓子・お水菓子・お初穂の炊きたて・又はお洗米やお餅をお供えしてください。


ただし、獣肉・魚貝は供えないこと。例外として、鶏卵をお供えすると大変悦ばれるとの口伝があります。


もう少し付加すると、お赤飯や小豆の類い・胡麻や蕎麦などのいわゆる雑穀類や豆類も悦ばれるそうだ。

くれぐれも、神式・仏式を問わず、獣肉・魚貝をお供えしないように。


秘事口伝より





※ 三宝荒神(さんぼうこうじん、さんぽうこうじん)は、日本特有の仏教における信仰対象の1つ。仏法僧の三宝を守護し、不浄を厭離(おんり)する佛神である。

日本古来の荒魂(あらみたま)に、古代インドに源泉をもつ夜叉神の形態が取り入れられ、神道、密教、山岳信仰などのさまざまな要素が混交して成立した。

家庭でお札を祀る際には仏壇ではなく、一社宮の神棚で祀る。


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